ボランティアの対価
エコマネー普及学ぶ
地域通貨「姫」に取り組む姫工大生
米のグループ招き
ボランティアをした対価として、インターネットのホームページ(HP)上で地域通貨「姫」をやり取りする「千姫プロジェクト」に取り組む姫路工業大環境人間学部のゼミ生らが二十七日、自分たちの「エコマネー」の試みを発展させるため、アメリカのエコマネー実践グループ「FriendlyFavors(フレンドリー・フェイバー)」を招いて、同大新在家キャンパスで交流フォーラムを開いた。
「千姫プロジェクト」は昨年十月、岡田真美子・同大教授のゼミ生や姫路市内などの会社員、主婦らが、地域で人と人を結び付けるエコマネーの活動母体として発足。「お願いね」「出来ますよ」などのHPの各コーナーに用件を書き込み、実際に希望に応じた取引が行われると三十分につき千「姫」をネット上で支払う仕組みで、目新しさや手軽さから、これまでに二百二十五人が会員登録した。
フレンドリー・フェイバーは、米カリフォルニア州を中心に、一九九八年からネットのHP上で地域通貨「Thankyou」をやり取りさせ、現在世界中に一万二千人を超える会員を持つ大規模エコマネーとして注目されている。この日は考案者のセルジオ・ラブさん(49)らを招いた。
セルジオさんは「フレンドリー・フェイバーのHPでは、この活動に賛同する人ならだれでも、同じ仕組みを複製して、エコマネーを流通させることができる」などと特徴を説明。拡大志向のシステムにより、世界中で会員が増えていることを強調した。
ゼミ生らは、「千姫」の会員を増やしていく手本として、フレンドリー・フェイバーの方法に着目。「違う地域通貨同士の交換はできるのか」「HPに顔写真を付けると、会員同士の結びつきが深まるのか」などと、積極的に質問していた。
「千姫」のホームページを管理する同大大学院修士課程一年、和崎宏さん(44)は「セルジオさんを習い、うちのページでも、だれもが千姫によるエコマネーを始められるよう、システムを改良していきたい」と話していた。