NPO法人 「千姫プロジェクト」が発足
「エコマネー通じ支え合いを」
ボランティアなどのサービスの対価として支払われる「エコマネー」を媒介にし、人の交流の活発化を目指す「千姫プロジェクト」(http://1000hime.jp/)が今年7月、NPO(特定非営利活動)法人に認証されたのを受け29日、姫路市新在家本町の姫路工業大学で発足総会が行われた。
エコマネーは地域通貨の一種。サービスのやりとりが連続性を持つことが特徴。4、5年前から、全国各地で導入されているが、実際に流通しているのはわずかで、多くの地域では使う人が思ったほど増えていないのが現状だ。
千姫プロジェクトは01年10月設立。ホームページにできること?てほしいことを書き込み、メールで相談、交渉。30分間のボランティアで「1千姫」が目安で、体を使った仕事だけでなく、アイデアや情報にもエコマネーを出す。現在307人が参加、月に平均300件のやり取りがあるなど、利用は活発だ。携帯電話などからも接続可能で、地域通貨としては世界初のシステムという。
千姫プロジェクトは「大切なのは善意のやり取りを通じ、エコマネーが流通すること」と掲げる。理事長の岡田真美子・姫路工業大教授(環境宗教学)は「『まさかの時の千姫』として互いに支えあい、助け合うセーフティネットを全国に広げたい」と話している。【酒井雅浩】