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讀賣新聞 2003/05/05
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【エコマネーで龍野を元気に】--市民ら準備

少子高齢化や商店街の衰退で低下する地域の活力を取り戻そうと、龍野市の市民有志で作る「龍野地区まちづくり協議会」は、十八日から始める地域通貨(エコマネー)「とんぼ」の流通実験を前に、市民の参加を呼びかけている。同協議会の武内憲章次長は「使い切ったら今度は稼ぐという、双方向の活発なやり取りになれば」と期待している。

龍野地区は、江戸時代の町並みを残す市中心市街地で高齢化が進み、高齢化率は県平均の約18%を大きく上回る25%。子どもの数も減少し続けており、協議会が「このままでは、地区の活力が失われる」との危機感から、「自分の得意なことで他人の手助けができたら、年齢に関係なく互いに支え合う住みやすい地域になる」とエコマネーの導入を発案した。

「子どもを預かります」「庭の草抜きをしてほしい」など、自分がやってもらいことや出来ることを登録してもらい、三十分間のサービスを受けたら紙幣に似せて作った「1000とんぼ」を支払う仕組み。

一月から実施した第一回実験では、五十二人が登録したが、利用は二十件しかなく、もっと利用しやすいようにと▽登録者の中からサービス仲介者を設ける▽利用者宅を訪問する際には会員証を携帯する▽登録者一覧表に自己アピールを添える─などの改善を加えた。

期間は十月十八日までの五か月間。登録希望者は、現在約七十人で、八日まで応募を受け付けている。十八日には龍野町立町の中央公民館大ホールでフォーラムを開き、エコマネーに詳しい姫路工業大学環境人間学部の岡田真美子教授の講演会を開く。同協議会は「一人でも多くの参加が、活性化の原動力になる」と、参加を呼び掛けている。問合せは「うすくち龍野醤油資料館」内の同協議会事務局(0791-63-4573)へ。


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