■ No.2 第1日目プログラム
Date: 2006-10-22 (Sun)
プログラム第1日目 11月10日(金)
◆研究発表
10:30-12:30 環境人間学研究発表会(大会議室F202)
※ポスターセッション同時開催
◆シンポジウム
13:00-16:45 シンポジウム (開場受付開始 12.30大会議室F202)
13.00 歓迎の辞 兵庫県立大学環境人間学部長 清原正義
13.05-14:05 基調講演1 「スリランカのため池 昔と今」
アーナンダ・ヘーラット(スリランカ 前アヌラーダプラ県警察長官)
14.05-15.05 基調講演2 「韓国のため池活用現況 」
徐
正浩 ソ・ジョンホ (韓国 蔚山科学大学環境生活化学科教授)
15:15-16:45 パネルディスカッション
「地域のなかのため池、 いま、その継承と再生を考える」
コーディネータ: 森下一男(香川大学工学部)
パネリスト: 上記2名の基調講演者
内田和子(岡山大学文学部)
蔵治光一郎(東京大学愛知演習林)
合田博子(兵庫県立大学環境人間学部)
ため池は水利施設として造られ,長い歴史をもっています.近年は単なる利水機能だけでなく,防災機能や自然環境保全機能を有するとともに,地域の歴史・文化を育み,地域のコミュニティ活動の舞台となるものとしても注目されてきています.
しかし,こうした多面的な機能をもつため池も,時代の変化と共に水質の悪化や従来の管理体制の維持が困難になりつつあり,自然環境や社会環境の課題を抱えるようになりました.私たちは今,こうした地域の貴重な社会資本であるため池に目を向け,その継承と再生を図っていくことが求められています.
パネルディスカッションのテーマでは,「地域のなかのため池」を対象にしています.これはため池が単独で存在しているのではなく,地域と密接な関わりをもって,今日まで受け継がれてきたことを意味します.ため池だけが独善的にならないためにも,大局的な視点から考えることも大切なことです.
また,「いま」と掲げたのは,築造以来の長い歴史を有するため池の,これまでの道のりを振り返り,これからの将来を,いまの時代に在って考えることを意味します.このように,ため池の来し方・行く末を考える際には,いつもこの空間軸と時間軸からは無縁ではありません.
具体的な継承と再生について,先ず継承では,利水機能のために,今日までため池が営々として命脈を保ってきた歴史に接することによって,ため池の何が継承されてきたかを知ることにあります.この共感があって,初めて何を継承し,どのように再生を図るべきかの議論につながります.ため池の再生は多面的機能の効用を享受することと密接に関連し,それぞれの地域で多様な展開が想定されます.
このパネルディスカッションでは多様な考え方や見方があること共有していただくことを目標にし,分科会で具体的に議論できるような課題を提示することも役割のーつと考えています.
この度は,スリランカと韓国から有識者をお迎えし,各々の基調講演を受け,このパネルディスカッションでは,各々の国のため池がかかえる問題や課題などを我が国と比較することにより,いままでにない「ため池文化」の議論ができるものと考えています.
最後に,こうしたパネルディスカッションを通して,ため池を新しく知る人の輪が広がり,ため池に親しみを感じ,愛着を抱いていただくことを願い,初めての方にも,疎外感のないような議論をお聞かせできればと願っています.
17:30 交流会(F202大会議室)
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